読谷山花織（よみたんざんはなおり）は、沖縄県の代表的な織物です。

読谷山花織YUNTANZA

読谷山花織（ゆんたんざはなうい）は、主に沖縄県・読谷村で生産しています。

読谷山花織

読谷山花織の産地は、沖縄県中頭群読谷村で起源は、１５世紀頃とされてますが、花織は中国から伝わった紋織り技法を沖縄独特の織りに発展させたもので、その当時は、琉球王朝の御用布に指定され貴族と読谷の住民以外は、着ることが許されなかったと記されています。

花織は、草木で染めた糸を経糸の間に竹ベラを割り込ませ、手で持ち上げて開口し上糸と下糸の間に緯糸を通して柄を出します。

浮き織り又は、縫い取り織りとも呼ばれ、平織り地に色糸で柄を出す立体感のある模様が品良く、かわいらしい沖縄独特の織物です。

花織は現在では、沖縄県無形文化財及び、通商産業大臣指定伝統工芸品に指定され、読谷のほか、竹富島、与那国島でも織られていますが、生産量もごくわずかで重宝されています。

また、着尺・帯以外にもテ－ブルセンタ－や室内装飾品なども織られています。

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