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和装小物の数多くあり、製造メーカーや着付け教室によっても同じものでも呼び方が違ったりして迷うことがあります。
たとえば、「伊達衿(だてえり)」と「重衿(かさねえり)」、{帯枕(おびまくら)」と「ボテ}、「男性の草履(ぞうり)」と「雪駄(せった)」など同じものでも呼び方が異なったりしてややこしいですよね。
ここでは、着付けに最低限必要な和装小物をご紹介しますので着付けの参考にしてください。
大人の男女そしてお子様にも必要なもので、肌の上に直接着ます。
肌着でも腰までの上半身だけのものは「肌襦袢(はだじゅばん)、腰より下下半身だけも物を「裾除け(すそよけ)」、そして肌襦袢と裾除けが続き1枚になったものを「ワンピース肌着」または「ワンピーススリップ」といいます。
どれもお好みに合わせて選べばよいのですが、「ワンピース肌着」が簡単に着れて人気がありオススメです。
肌着は、汗取りの効果もあり肌に直接長襦袢や着物が触れずさらりとした着心地で着物に汗がつく心配を軽減してくれます。
夏場には、浴衣(ゆかた)専用の「ゆかたスリップ」もあります。
長襦袢の衿に付けるもので、衿汚れを防ぐのと色衿や刺繍入りの衿を用いて首回りにアクセントつける役目があります。
上品な場所や控えめに着こなすときは白の無地ですが、振袖には豪華な刺繍を礼装用にはあっさりとした刺繍半衿をおすすめします。
また、小紋や紬には小模様の入った染の半衿がお洒落です。
単衣や盛夏の着物にはあっさりとした無地系の絽や麻の半衿をつけます。
半衿の生地素材には、正絹(絹100%)、ポリエステル、レーヨン、麻、交織(絹やナイロン系が混ざったもの)などがあります。
着心地や手触りが良いのは正絹ですが、気軽にご自身で洗えるのはポリエステルになります。
用途やご予算に合わせてお選びください。
衿芯は、長襦袢に縫い付けた半の内側に入れて襦袢の衿を整える役割をします。
衿芯を入れることによって襟がしっかりとして、長襦袢の衿に沿って、きものの衿がきれいに整います。
素材の多くは、ポリエステルの物が多いですが、好みに応じて硬さや長さ、形を選ぶこともできます。
夏場などで使うとき、メッシュのものもあります。
腰紐は、着付けのときに最初に使う紐のことです。
長襦袢や着物の丈・形を整えて着崩れないように、また、着物のお端折り(おはしょり)をつくるために使います。
そのため、滑りにくいものを選ぶと良いでしょう。
腰紐の素材はモスリンのものが多く出ていますが、最近では合繊(綿とポリエステル)の物もでています。
高級品ですが、着物にダメージを与えないよう着物と同じ素材である絹の物もあります。
サイズ・・・普通サイズ(長さ約210cm)・ロングサイズ(長さ約230cm)
ウエストベルトは腰紐の代わりとして使われているものです。
初心者の方や、着付けの教室などでもよく使われています。
普通の腰紐と違い素材がゴムで作られていますので、収縮性が高い分、よく伸び縮みしますので身体にフィットします。
そのため普通の腰紐を使ったときより、締め付けが少なくなります。
着崩れの心配のため、腰紐をしっかりと結びますと苦しくなったり、締め方によっては痛いところがでてきたりしますがその点ウエストベルトは、収縮性のあるゴム素材ですから苦しくなったりすることもなくなります。
長時間、着物や浴衣(ゆかた)を着る場合、楽にいられます。
伊達締めは、着付けに使う紐のひとつです。
長襦袢や着物の上で、緩まないように抑えるのに使います。
胸元の着崩れを防ぐ役割があるので、伊達締めは胴に二回巻きつけて、結んでからげて、端は巻きつけた中に始末して使います。
きものの上に使うときはには、帯を結んだときにはみ出して見えないように、帯の幅より細くなるように巻きつけます。
素材は正絹(絹100%)の物が着物にしっかり巻きますので、きものを傷めずに適しています。
代表的な品は、「本場筑前博多織り伊達締」めが有名です。
サイズ・・・普通サイズ(長さ約225cm幅約10cm)
Lサイズ (長さ約265cm幅約10cm)
伊達締め、腰紐と同じく、長襦袢や着物を留めるマジック式のベルトです。
伊達締めや腰紐のようにしっかりと結ぶものではありませんが、ゆったりと着付けされる方や軽く留められる方、腰紐の食い込みや痛く感じるとお悩みの方にお勧めする着付け道具です。
ソフトで抜群の締め心地は普通とは違ったフィーリングできものを着ていただけます。
サイズ・・・普通サイズ(長さ約100cm・幅約9.5cm)
Lサイズ (長さ約130cm・幅約9.5cm)
コーリンベルトは、着付けのときに使う収縮性のある織ゴム紐の両端にクリップが付いた着付け用品です。
クリップにきものを挟んで腰紐のように使いますが、主に衿元を合わせて固定する胸紐として活用されます。
コーリンベルトの使い方ですが、きものを着る手順どおりに腰紐を締め、お端折りを整えて衿を合わせてから下前の衿先をクリップの片側ので挟みます。
挟む位置ですが身八つ口の少し下くらいの高さです。
左も身八つ口からコーリンベルトを外へ出し、背面にまわして、右脇で上前の衿先をもう一方のクリップで留めます。
そのときに、コーリンベルトは、背中で水平になるように使うと衿が着崩れることなく整います。
ゴムの調整は引っ張る様なきつめではなく、ほんの少し緩めで使うと良いです。
長襦袢、着物と分けて使えば便利です。
サイズ・・・M(30cm〜60cm)
L(40cm〜80cm)
帯板・前板は着物を着るとき帯を締めるのに必要な用具です。
着付けで帯を締めるとき、前にはさみ、帯の前の部分がシワにならないようにするための和装小物です。
帯板とは別名で「前板」とも呼ばれていて、帯板には異なった長さの種類があります。
使い分けが必ず決まっているというものではありませんが、広幅長めの帯板は、留袖、振袖、訪問着などフォーマルのきものに、向いているといわれています。
前から脇まで全体をしっかりと覆うので、帯幅を広めに取ったときも着姿も綺麗にみえまが、ただ細身の方など体系によっては、長すぎたりすると、脇にあたって痛いこともあります。
使いやすさを重視して選ぶことが良いでしょう。
夏に着物を着るとき薄めの素材でメッシュの帯板もあります。
通気性がよく、夏着物や浴衣の帯結びに重宝しますが、柔らかな素材ですので締め心地がよいことから一年通して使われる方もいます。
そして、「後板」は、振袖や花嫁衣裳で飾り結びをするときに使用します。
背中に差し込む様に使い、腰周りも安定してすっきりと綺麗に見栄えもよくなります。
また、着崩れもしにくくなります。
前板
サイズ・・・M(長さ約39cm・幅約12cm) L(長さ約49cm・幅約13cm)
後板
サイズ・・・(長さ約31cm・幅約13cm)
帯枕は「ボテ」とも呼び、帯の形を整え土台ととして、着付けのときに、お太鼓結びをするときなど、さまざまな形態をとるときに、形が崩れたり、下がったりするのを防ぎ立体感のある形をだすための和装小物です。
大きさ、形には様々な種類があり、長さ、幅、高さや膨らみ具合、色柄を用途に応じて選んでいきます。
使うときの基準(目安)としてですが、帯結びを行ったときのお太鼓の帯山の膨らみ具合で、「華やか(派手)」か「落ち着いた(地味)」といった見た目の印象が変わります。
大きく厚めの帯枕の場合、お太鼓結びをしたとき、太鼓の山に高さとボリューム感がでて、帯結びが派手に見えます。
留袖や訪問着など華やかな場所での装いが好まれるきものに向いています。
また、若い女性がきものをきるときに、華やかさを出すときに使用します。
小さくて薄めの帯枕の場合は、お太鼓の山が小さく平らな感じになるため、落ち着いた印象の帯結びになります。
そのため、ご年配の方や、カジュアルなきものの装いのときに向いてます。
また、不祝儀の時のような控えめな帯結びをする時は黒の小さめの帯枕を付けます。
必ずしもということはありませんが、その時々に適度の大きさのや色で帯枕でフォーマルからカジュアルまでを、TPOに合わせて上手に使い分けましょう。
変わり結びで使用する帯枕は、はまぐり型の帯枕が最適です。
ふくら雀などの変わり結びをおこなう時に利用され、振袖の変わり結びにとって必需品の和装小物です。
帯枕
サイズ・・・小(長さ約18cm・幅約7cm・高さ約3.5cm)
大(長さ約19cm・幅約9cm・高さ約5cm)
ロング(長さ約25cm・幅8.5cm・高さ5cm)
はまぐり型(約13cm・幅約11cm・高さ約5cm)
きものの着姿で大切な帯結びですが、できれば、綺麗に簡単につけることが出来れば幸いなことです。
帯を結ぶ際に、帯をねじる手順が必要ですが、そんな帯結びをサポートしてくける和装小物に帯止めがあります。
帯全体(内側の背中から帯の外側まで)を帯止めで挟み込んで固定し、ねじらずにお太鼓作りの手順ができます。
固定されているので手を放しても帯は動きません。
帯止めのにある帯枕をのせる箇所の上に帯枕をのせて楽に普段通りに帯結びができます。
帯揚げとは、帯枕やその紐を隠すために使用すると同時に、結んだ帯の上部前と脇から和服姿のアクセントとして見せるための布地(約160cm×約30cm)です。
帯揚げの素地は、ほとんどが絹ですが、一部ポリエステルの生地もあります。
種類では、「総絞り」「端絞り」「友禅染め」「刺繍入り」「ちりめん無地」などがあり着物や用途によって使い分けます。
振袖には、総絞り、派手目の友禅染が用いられます。
正装の黒留袖や色留袖には、白の総絞り、白の端絞り、白地の友禅が用いられます。
訪問着や付下げには、端絞り、友禅染め、刺繍入りが用いられます。
小紋や紬には、友禅染め、ちりめん無地などが用いられます。
また、帯揚げは、帯〆とのコーディネートを考えながら、秋から冬の寒い時期は濃いめの色にすると暖かく見えますし、春から夏にかけては明るめの色にすると涼しく見えます。
着物との色合いも大切ですが 、季節も考えて装いを楽しむのも良いでしょう。
帯締め(帯〆)とは、帯を結んだときに、帯の形を整えて最後の仕上げに締める紐(ひも)のことをです。
帯の真ん中に結んで帯を整えるほか、装飾品の小物でもあり帯揚げとともに和服姿のアクセントとして重要な役割をもっています。
ほとんどの帯締めの素材は絹でできています。
種類では、「平組(ひらぐみ)」、「丸組(まるぐみ)」、「角組(かどぐみ)」「丸ぐけ」「三分紐(さんぶひも)」などがあり、着物や用途によって使い分けます。
平組には、高麗組(こうらいぐみ)や綾竹組(あやたけぐみ)、笹波組(ささなみぐみ)、唐組(からぐみ)などがあり主に留袖、訪問着、振袖、付下げ、色無地の礼装用として用います。
丸組には、四つ組、八つ組、江戸組(えどぐみ)などがあり、トンボ玉や帯留めなどの飾りがついた帯締めもあり訪問着、付下げ、色無地、小紋、紬、振袖用もあります。
角組には、冠組(ゆるぎぐみ)が有名で、訪問着、付下げ、色無地、小紋、紬に用います。
丸ぐけは、綿(わた)に生地を丸く縫い入れ、丸紐状にしたもので、昭和時代までは留袖や喪服用に用いられてましたが、今ではアンティーク、カジュアル用として柄物が生産されています。
三分紐は、細い組紐で帯留めを通すための帯締めとして作られ、カジュアルな普段着のきものに用いられます。
帯揚げと同様に、着物との色合い 、季節を考えて装いを楽しむと良いでしょう。
きものクリップは、きものの着付けをするときに、衿の後ろを固定するのに使えて便利です。
襦袢の衿と一緒に留めて背縫いがずれない様にする和装道具です。
背中心をまっすぐに保つのと同時に、長襦袢の衿よりも着物の衿の方が1cm程高く保つようにしておく事にも使われます。
着付けでご自分が着るときや、着物教室や着付け師の方が使う時によりそれぞれで使う個数や大きさが変わってきます。
きものクリップ
サイズ・・・小(長さ約4cm・幅約1.5cm)
大(長さ約7.5cm・幅約2cm)
3組セット(長さ約7cm・幅約2cm)
振袖の変わり結びに必要となるのが三重仮紐です。
最近成人式での着付けでは、ふくら雀だけではなく、個性的で、華やかな結び方(変わり結び)が多くなってます。
三重仮紐は、中央部分のゴムが三重になっていて、間を挟むことによって、色々な変わり結びができます。
ゴムの重なっている部分を背中の当てて、両端の紐のを身体の前に回して結んでいきます。
あとは、変わり結びの種類に合わせて帯を挟んでいきます。
使い方によって色々な結び方になり、成人式の着付けでは、必需品の和装小物です。
きものの着付けで最初に大事になるのがきものを着たときの着姿がいかに美しく見えるかということです。
そのために大事なのは着物を着る人の体型により着姿が綺麗に見えるように補正の一つに利用するのが和装小物が和装ブラジャーです。
和装ブラジャーは体型に合わせて選ぶことになります。
和装ブラジャー(目安)
サイズ・・・M(バスト77cm〜85cm)
L(バスト85cm〜90cm)
LL(バスト90cm〜105cm)
和装の装いに欠かせないのが足袋です。
基本的に礼装で履かれる足袋は「白足袋」になります。
たとえば、結婚式で新郎新婦の和服姿、母親や親族が着る留袖や格式の高い式典で着る色留袖、結婚式の披露宴で着る訪問着、成人式で着る振袖、茶事やお子様の七五三や入学式、卒業式できる色無地、付け下げなど、礼装、準礼装では、「白足袋」を着用します。
足袋にも種類や特徴があり、季節や用途に応じて使い分ける事があります。
素足に触れる裏地の素材では、秋・冬での暖かいはネル裏、夏になると涼しい晒し裏になります。素材は綿素材が一般的ですが、康価版では化学繊維でできた伸び縮みする「ストレッチ足袋」もあります。
ストレッチ足袋は化学繊維のため、静電気が発生しやすくそのために着物の八掛の裾が切れやすくなりますのでご注意ください。
こはぜ(足袋の足首についてる留め金)は、礼装や舞踊では5枚こはぜとされていますが、一般的には4枚こはぜを使用します。
こはぜのない、簡素化されたソックスタイプの足袋もありますが、あくまでもカジュアルタイプとなりますので礼装には向いていません。
その他小紋や紬などカジュアルに着物を着こなす時は、白足袋ではなく、柄足袋やレース地の足袋もあります。
また、足袋ではありませんが「たびカバー」というものがあり、白足袋は汚れが目立ちやすいので、足袋の上に「たびカバー」を履いておくと道中の汚れを防いだり、冬場の防寒にもなります。
たびカバーにも、こはぜ付きのものと、こはぜのないソックスタイプのものがあります。
各種取り扱いサイズ
サイズ・・・綿(白足袋・黒足袋)21.5cm〜32.0cm
ストレッチ足袋(化繊)S(21.5cm〜22.5cm)M(22.5cm〜23.5cm)
L(23.5cm〜24.5cm)LL(24.5cm〜25.5cm)
3L(25.5cm〜26.5cm)4L(26.5cm〜27.5cm)
5L(27.5cm〜28.5cm)
草履は、足元のお洒落の第一歩。
フォーマルからカジュアルまでTPOにあわせて選びましょう。
草履の最適なサイズですが、正式には草履を履いて足のかかとが1cm位はみ出るのが正しいとされています。
しかし、草履を履き慣れてない方は少し大きめの草履とかかとがピッタリでもよいでしょう。
草履が新品の時は鼻緒(はなお)がきつく感じますが、履いているうちに鼻緒が伸びて足の形になじんできます。
購入して最初に履くときに左用、右用の草履を決めておきましょう。
草履の生地には、本革、合皮、エナメル、畳、帯地、帆布(はんぷ)、夏用草履では、麻、パナマなどがあります。
一般的には本革、合皮、エナメル、帯地は、礼装用から普段着まで幅広く使われています。
畳や帆布の草履は普段のカジュアルな装いとなります。
かかとの高さ(草履の高さ)は、標準では5cm〜5.5cmですが、若い方の振袖用は高く7.5cm前後になっています。
ご年配の方は低めを選ぶことが多いです。
また、振袖、留袖、訪問着等のフォーマル用では、草履とバッグが同じ生地で作られた「草履バッグセット」を選ばれます。
草履を選ぶポイントは着物を着ていく場所や格式、着物との色合い、季節を考慮しましょう。
さりげないバッグでより一層、和服姿が引き立ちます。
フォーマルからカジュアルまでTPOにあわせて選びましょう。
成人式、結婚式、お宮参り、パーティーなどフォーマルな装いではほとんどの方が、草履とバッグのセットを選ばれます。
その理由は、同じ入り柄の生地を使用していますので違和感がないことです。
草履バッグセットの種類も豊富で、バッグの形、大きさも様々です。
最近では京都西陣の帯の生地を使った「帯地」の草履バッグセットが人気あります。
カジュアルな着こなしでは、草履とバッグは別々の物を選ばれます。
金襴(きんらん)、帯地、布地、竹、網代(あじろ)などがあり、大きさや形も様々です。
ちょっとしたお買い物でも便利な少し大きめのサイズが人気です。
また、普段着用としては着物に合えば洋装のバッグも使用できます。
浴衣用には布でできた巾着(きんちゃく)や竹かごのバッグがあります。
寒い時期の普段着から成人式の振袖にショールを使われます。
成人式で振袖を着るときに一般的に付けているショールをファーショール(フェザーやオーストリッチ)とよんでいます。
成人式では定番のようにショールをつけていますが、ただ定番で付けている訳ではありません。
成人式の季節は冬場の寒い時期になりますので、洋服のマフラーと同じ防寒具としてショールは付けられています。
特に着物は、首回りが出ている状態になりますし、普段下ろしている髪の毛も着物を着るときは、アップにして、うなじを出しますからどうしても首回りは寒くなります。
そのための防寒具としてショールが必要となります。
ファーショールだけでなく、フォックスのショールなども利用されます。
振袖の場合、変わり結びをしますから、どうしてもお太鼓結びと違い、帯結びが豪華で大きくなります。
その為、ショールも普通のものより若干細くはなります。
振袖を着たときの自分自身のイメージでファーショールにするか、フォックスショールにするかを選ばれればよいでしょう。
「ショールの主な種類」
片面フェザーショール
両面オーストリッチショール
シルバーフォックスショール
ブルーフォックスショール
着物も、スーツにワイシャツを着るときと同じように肌着を付けます。
着物の場合、襦袢を着ますが、それが肌着代わりではなく、その下にはまず必ず肌着を付けます。
和装の場合、肌襦袢とよびますが、普通のVネックの肌着やTシャツでも代用は効きますが、襟元からシャツが見えて格好のいいものではありません。
肌着は、冬場は防寒にも効果があり、夏場では汗取りになり、襦袢に直接汗が付かないので襦袢や着物を汗で汚すことも少なくなります。
長襦袢に半衿を付けるのは、男女問わず同じです。
襦袢の衿にかける掛衿(カバー)ですが、衿汚れの防止の役目もありますが、多くは装飾用と考えられます。
したがって、礼装・準礼装のときは、白の半衿また、弔辞のときは鼠色か黒色と決まっていますが、それ以外では、特に決まりはありません。
紳士着物は、主に単色が多いですから、アクセントとなるのが、帯や半衿になります。
とくに長襦袢の衿はきものを着るとき首元から見えますので、どうしても視線がいきます。
半衿の色を気にしながら選ぶのも、きもののコーディネートとして「粋に、お洒落に」着る為に大切になってきます。
夏場になれば暑さで首回りの汗などが気になりますが、そんな季節には、半衿も「絽」や「麻」の物に換えれば涼しさを感じられます。
腰ひもは、長襦袢や着物を着るときに、必用になってきます。
長襦袢や着物が着崩れないように腰でしっかりと留めておくのに腰ひもがあれば便利です。
慣れてくれば腰ひもをせずに着られる方もおられますが、ビギナーや着崩れが気になる方は腰ひもを利用した方が安心です。
「男締め(おとこしめ)」
要は腰ひもと同じですが、やや幅の広い細帯状のもで女性用の伊達締めに対し男性用のものを「男締め」とよんでます。
素材は正絹のものが締めやすく緩みにくく、博多織りの男締めが有名です。
サイズ・・・・(正絹)長さ約226cm・幅約5.6cm L寸 長さ264cm・幅約5.6cm
腰ひもや男締と同様のもので、着物を着るときに使う物です。
ゴム製で収縮性があり、マジックベルトで固定します。
初心者の方や、紐の食い込みが気になる方が使用されるといいでしょう。
素材(ナイロン)
サイズ・・・長さ約100cm・幅6.0cm
L長さ約120cm・幅6.0cm
紳士着物の着姿はやはり衿元がはだけず着崩れていないのが綺麗で魅力的な着こなしです。
どうしても動いてると襦袢の衿元がはだけ、着物までが着崩れてしまいます。
衿元がはだけているだけで、折角の着姿が台無しになってしまうのは残念なことです。
合わせ止め(衿止め)は長襦袢の衿に直接装着して着崩れ防止に役立つ和装小物です。
衿をあわせる好みの位置の上前、下前、それぞれの衿の縫い目の間に差し込む形で付けて、衿が動かないように固定します。
その安定した状態が保たれることで着物の着崩れも防止されるのです。
舞台などで動いたり踊ったりする方にも着崩れを防ぎ便利です。
サイズ・・・長さ約5.0cm・幅0.4cm
羽織紐は着物を着たときに非常に目立つポイントになります。
着物との色合いや大きさのバランスがとれているかを考えて選ぶといいでしょう。
羽織紐は中心に位置しますので、特に、半衿や帯の色との兼ね合いでずいぶんと見栄えが変わってきます。
普通羽織や着物と同系の色目で合わせるのが無難です。
また、房の大きさもさまざまですので、体格や好みで房の大きさを変えてもいいでしょう。
羽織紐には、紐が丸く組んである「丸組み」のものと平たい紐の「平打ち」とがあります。
その他に「無双」とよばれる、紐の中央部分に玉などを通した物やマグネット式の物もあります。
慶事など礼装での装いの場合、必ず白の羽織紐を使います。
なお、弔辞には白ではなく、鼠色になります。
普通は、丸組みのものが格上とされますが、白以外で用途に応じて使えばいいですが、一般的に普段は平打ちを使います。
カジュアルな着こなしをされる場合、「無双」(一文字組み)の羽織紐もよく使われ、洋服でいう派手目のネクタイを締める感じで、よく見かけるのがお相撲さんがしていたりします。
羽織紐は普通「鐶」(かん)と呼ばれるS字の金具を使って羽織の「乳」(ち)という場所の小さな穴にひっかけて止めるのが普通です。
この「鐶」を使わず羽織紐を直接付けるもが直付け(じかずけ)とよばれています。
直付けの場合、紐は解いたままですから、自分で紐を結ぶことになります。
どちらが正式とか格上とかはありませんが、「鐶」を使った方が紐を結ばずに楽に付けることが出来ますので今は主流となっています。
ただ、自分で羽織の紐を結ぶことが出来るのなら、「直付け」の方がすっきりした感じになります。
紳士の着物の装いでの履物は、一般的に雪駄(せった)、草履(ぞうり)、下駄(げた)の3種類になります。
草履は普通、表の台と底張りとの間に一枚芯の入れてあるもので、裏底の素材も革底以外のものになります。
ですから、草履の方がかかとが高めにになります。
雪駄は、畳表の草履の」裏底に牛革を貼ったもので、かかとに付けた皮の部分に金属製の鋲が打ち込まれています。
雪駄の表は棕櫚(シュロ)の葉か竹の皮で編んだ畳表で、普段用としてビニール表のものもあります。
草履は一般的に趣味性の高い素材の物が多く、エナメル製のものや、爬虫類や動物の皮製のものがあり、個人の趣味や個性がでるものになります。
雪駄はもともと茶人“千利休”が考案した物とされており、茶事には雪駄を利用されています。
紋付き袴の礼装用の履物は、畳表に白の鼻緒の雪駄になります。
履き慣れないうちは、かかとの高い草履の方が楽に履きやすいように思えます。
下駄はカジュアル性のもっとも高い履物で、家の周りや近所を散歩したりするのなら履きやすい下駄でいいでしょう。
特に夏場の暑い時期、花火大会やお祭りにゆかたを着るときの履物として下駄は最適です。
下駄といえば一般的に二枚歯の桐下駄が知られていますが、最近では焼き下駄といわれている右近下駄が、初心者やゆかたを着たときに歩きやすくなっています。
最近ではジーパン姿で履かれる方もいます。
雪駄や草履のサイズは少し小さめ位が丁度がよく、鼻緒をちょっと指先でひっかける程度で、かかとが少しはみ出す感じで履くと着物の裾もかかとで踏まなくなり、粋な感じで履けます。
雪駄(ウレタン)・下駄
サイズ・・・M(24.5cm〜25.5cm)・L(25.5cm〜26.5cm)
LL(26.5cm〜27.5cm)3L(27.5cm〜28.5cm)
「信玄袋(しんげんぶくろ)」
布製の手提げ袋。平底の周囲を織物の裂(きれ)で囲み、袋の口の部分に紐を通して結んで袋物としたものです。
明治中期に作られる様になり、風呂敷よりも便利と女性の間で流行出したのが始まりです。
今では、紳士着物を着るときや、紳士ゆかたを着たときにお財布、スマホ、携帯入れとして利用されています。
七五三、十三参りなど、子供着物を着る時にも襦袢を着ます。
襦袢は下着ではありませんので当然その下には肌着を着ます。
男児(5歳)は上半身だけで、女児は上下(別織)とツーピースになっていますので、成長に応じてサイズを合わせられます。
サイズ子供用・・・「男児」5歳用
・・・「女児」3歳用〜13歳用
「腰紐(こしひも)」
幼児の着物の場合、着物に直接付紐がついています。
7歳以上で着る着物の場合、付紐が付いていない事がが多く、そのため、成人と同じように、腰ひもが必要となります。
子供用の足袋ですが、七五三で着るときは、コハゼ付きの足袋ではなく、滑り止めの付いたストレッチのソックスタイプがいいでしょう。
着慣れない着物に履きなれない足袋ですとどうしてもお子様も嫌気が出てしまいます。
なるべくストレスのない物を選んであげて下さい。
子供用足袋 サイズ
ソックスタイプ 13cm〜22cm
コハゼ付きタイプ 15.0cm〜21.0cm
「七五三用品(しちごさんようひん)」
七五三でのお子様の装いで必要な物ですが、女児の三歳と七歳とでは着るときの装いも少し変わってきます。
したがって着物に付ける小物や付け方が変わってくるのです。
三歳ではまだ小さいので、出来るだけ軽くしてあげたいです。
お子様の成長や体格もありますが、多くは被布コートを付け、帯は兵児帯にしてあげます。
しかし、豪華さでは結び帯を結ぶ方が華やかです。
七歳になりますと、成人女性とほぼ同じ装いとなり、帯もしっかり締め、装飾品も増えてきます。
七五三で必要な小物では、
女児三歳・・・被布コート(ひふコート)・兵児帯(へこおび)・肌着(はだぎ)・草履(ぞうり)・半衿(はんえり)・草履バッグセット・髪飾り(かみかざり)
女児七歳・・・結び帯(むすびおび)・はこせこ・志古貴(しごき)・帯揚げ(おびあげ)・半衿(はんえり)・肌着(はだぎ)・草履バッグセット(ぞうり)・髪飾り(かみかざり)
男児五歳・・・袴セット・肌着・足袋
大福屋では、帯〆・帯揚げ・草履バッグセット・肌着・ショール・足袋などあらゆる和装小物がご予算に合わせて良い品が格安にて揃います。
大福屋大阪店&名古屋店では、レンタルよりお得な「より良い品をより安く」ご提供し、お客様にお喜びになって頂くために、経験豊富なスタッフが和服についての適切なアドバイス、そして用品選びの手助けを誠心誠意させていただきます。
当店では、決して、無理に着物を売りつけたり、高額な商品を売りつけたりは一切いたしませんので、はじめてご来店の方もご安心下さい。
一度ご来店頂きましたら、ご納得いただけると思います。
振袖・着物・和服についてのご不明な点がございましたら、お気軽に問い合わせ下さいませ。
尚、当店ではお客様への強引な勧誘、勧誘の為の無料プレゼントや接待、そして二重価格(不当な高い定価を設定し3割引とか半額で販売する方法)は、一切行っておりません。
これも、大福屋の正札にて絶対的に良心的に安い価格で薄利多売を自信を持って販売をしておりますので、過剰なサービスは行っておりませんのでご理解下さいませ。
和装小物のご用命は、大福屋大阪店・名古屋店をどうぞよろしくお願いします。
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